審美歯科とは
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一般的な歯の保険適用治療は、歯の機能の回復を目的としています。虫歯や歯周病を治療するために歯を削り、銀色の詰め物やプラスチックを詰めていきます。審美歯科では、歯の機能の回復と合わせて、見た目の美しさや耐久性を考慮した治療となります。日本では、審美歯科にあたる治療は保険適用外(自由診療)となっておりますが、歯の健康寿命や美しい歯のメリットを考えると、積極的にご案内できる治療です。
歯並びがよく、白い歯は、見る人に若く明るい印象を与えます。歯も顔の一部です。ご自身にあった審美歯科の治療を取り入れてはいかがでしょうか?
削らずに白く美しい歯を!
ホワイトニング治療
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本来は白かった歯も、年々白さがなくなり、黄ばみが出てくることがあります。加齢が原因の場合もありますが、多くの理由はステインと呼ばれる着色汚れが歯につくことがほとんどです。例えば、喫煙は非常に大きく黄ばみに関与し、それ以外にも赤ワインやコーヒー、カレーなどの着色しやすい食べ物の色素がステインとなり、歯に付着していきます。
ホワイトニングとは、その名の通り歯を白くする治療のことですが、歯を削らずに薬剤で脱色することで、歯の全体的な黄ばみを取り除いていきます。
ホワイトニングの種類
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ホームホワイトニング
マウスピースと専用の薬剤を使用し、自宅にて自分で行うホワイトニングの方法です。効果が出るまでに時間がかかりますが、一回の施術でも効果が長続きします。また、自宅で行うため、好きな時間に行うことができ、自分のペースで無理なくできるのが特徴です。
期間的には3週間~数ヶ月を目安に行い、治療の際に不快感も少ないです。 -
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ホームホワイトニングのメリット
- 自分のペースで好きなタイミングで行うことができる
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ホームホワイトニングのデメリット
- 効果を得るまでの時間が長い
- 自分で施術を行うため、白さにムラが出る場合がある
- ホワイトニングの期間中は、着色の強い飲食物を控える必要がある
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料金表
ホワイトニングホーム用液 1本:1,650円(税込) トレー作成代+ジェル代 ¥27,500(税込) -
オフィスホワイトニング
専用の薬剤とライトを使用し、歯科医院で専門的に行うホワイトニングの方法です。ホームホワイトニングとは異なり、一回の施術で効果が実感でき、治療期間も短いのが特徴です。また、歯科医院にて行うため、自分で行うよりもムラなく白さが実感できます。
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オフィスホワイトニングのメリット
- 一度の施術でホワイトニングの効果が得られやすい
- 歯科で施術するため、ムラの心配が少ない
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オフィスホワイトニングのデメリット
- 保険適用外となるため費用がかかる
- 短期間で効果を得られやすい反面、後戻りが早い場合もある
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料金表
1回 ¥19,800(税込) 2回 ¥29,700(税込) タッチアップ(半年以内の再度ホワイトニング) ¥11,000(税込) -
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングとは、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを併用する方法です。2つのホワイトニングそれぞれのメリットを活かすことができ、より長期間にわたって歯の白さを維持しやすくなります。
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デュアルホワイトニングのメリット
- 色戻りがしにくく、ホワイトニングの白さが持続する。
- 短期間でも白さがアップする。
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デュアルホワイトニングのデメリット
- 保険適用外となるため費用がかかる
- 両方の治療をする都合上、痛みを感じる可能性が増す
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料金表
オフィス2回とホームのセット ¥57,200(税込)
白い歯を保つために気をつけること
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着色の原因となるものを
食べすぎない代表的なのは赤ワインやコーヒなどで、日常的に飲む機会も多いものかとは思いますが、過度の摂取には注意が必要です。
それ以外にも、カレーや烏龍茶、紅茶など身近なものも多くあります。
もし気になる方は、飲食後にすぐに歯を磨く、もしくはうがいを行うだけでも効果が高く、歯への着色を防ぐことができます。 -
喫煙を控える
喫煙によって黒くなった肺の写真や、黄色くなった部屋の壁紙を見たことがある方は多いと思います。口の中でも同様の事が起こり、タバコのヤニによって白い歯が徐々に黄ばんでいきます。
歯磨きで落とすことも出来ますが、できる限り喫煙を控えましょう。 -
定期的なクリーニング
上記のような要因によって、歯の黄ばみが徐々に進行していきます。自身でのセルフケアも対策としては重要ですが、どうしてもそれだけではとれない汚れもあります。
定期的に歯科医院に通いクリーニングを行うと、黄ばみ対策にはより効果が望まれるため、歯の色が気になる方は一度お気軽にご相談ください。
歯の被せ物・詰め物
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虫歯は、虫歯菌から発生する酸により歯がだんだん溶けていき進行していきます。そうなる前に、虫歯部分を削り、噛み合わせの為に、削った部分に被せ物や詰め物をはめる必要があります。削った範囲や場所により、適切な素材がありますが、保険治療では、最低限の治療しかできません。歯をより長持ちさせ、美しく修復する為には、保険が適用されない自由診療の治療が必要です。
保険適用治療
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保険治療の被せ物は、金属でできたものになります。いわゆる「銀歯」です。実際の素材は銀でなく、金銀パラジウム合金といった化合物です。これを削った後の歯にセメントを付け、金属を接着させます。保険が適用されるので、比較的安価で治療を受けられるというメリットがあります。
デメリットとしては、見た目が悪いことに合わせ、耐久面にも問題があります。銀歯の金属は、時間が経つと酸化し、歯と銀歯の間に隙間ができてしまいます。そこに虫歯ができるという二次的虫歯、二次カリエスが発生する可能性が高まるからです。
また、金属アレルギーの方は、歯の被せ物でもアレルギー反応が出る場合があるので、使用することはできません。 -
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保険治療のメリット
- 保険適用されるため経済的
- 強度が高く、割れにくい
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保険治療のデメリット
- 見た目が悪い
- 経年劣化し、二次的な虫歯が発生しやすい
- 金属アレルギーの方は使用できない
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自由治療
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最低限の治療である保険治療に対して、耐久性や審美性に優れているのが自由診療です。保険治療の銀歯は見た目が悪く、プラスチック素材についても、時間が経つと変色しやすいもの。
自由治療で使用するセラミックは頑丈で、自然な白さを保ちやすいのが特徴です。ただし、保険適用外となり費用が掛かってしまうため、患者様の要望へ合わせてご提供致します。 -
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自由治療のメリット
- 審美性が高く、目立ちにくい
- 強度が高く、割れにくい
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自由治療のデメリット
- 保険適用外となるため費用がかかる
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料金表
被せ物(全部冠)
オールセラミックス ¥99,000(税込) メタルボンド ¥99,000(税込) ゴールド ¥77,000(税込) ハイブリッド ¥77,000(税込)
一部被せ物(インレータイプ)
オールセラミック ¥77,000(税込) ゴールド ¥55,000(税込) ハイブリッド ¥55,000(税込)
審美歯科に対する
当院の考え方
歯が本来持つ美しさを引き出す事を目指していくのはもちろんですが、同時に使いやすい歯でなくてはならないと考えています。一人ひとりに合わせた治療方法を提案していくため、しっかりと患者様と話し合い、ご要望を伺いながら適切な治療を提供いたします。